2008年9月14日日曜日

新学期!

明日から新学期(新年度)のスタート。

先週末からキャンパス内には、夏休みから戻ってきた学生や先生方、新入生などが溢れている。自分も心機一転、明日から沢山のことを始める。


■ 講義の受講

学生じゃないので講義を取る必要はないが、秋学期から以下の二つを受講する。

一つは、「水資源システム設計(Engineering Sciences 261. Design of Water Resource Systems)」。
 最近、自分の研究テーマとして水資源管理なるものを取り扱っているが、実は(?)建築学科出身の自分は、これまでに一度も「水文学」や「水資源学」の講義を受けたことはない!今更であるが、きちんと基礎から勉強し直す必要あり。

二つ目は、「ミクロ経済理論(Economics 1010a. Microeconomic Theory)」。
 昨年、東京で銀行や証券会社が開催する「無料金融入門」に数回参加したが、経済のことは未だ分からない。自分の研究とはほとんど関係ないが、将来の研究テーマやビジネス(!?)の新規開拓を目指した基盤づくりの一貫として受講。
 またその背景として、米国で“自分は環境とGISの研究をしている”と言うと、「それだったら経済の勉強をしなさい!」と何人かの人にアドバイスをもらっていた。ハーバードの学部生の3人に1人は、自分の専攻に関係なく、マクロ経済とミクロ経済の基礎の授業を受講してるみたいし、一般教養として0から勉強してみよう。

たかが講義二つとは言っても、一つの講義が週180分+セクション(補講)60分で、宿題の量もものすごいので、真剣にやるとかなり大変そう。ちなみに、ハーバードの学生は、半期に3~4の講義を取るのが一般的らしい(4つでも相当しんどいとのこと)。


■ 夜間英語コース

ボストンの中心街にある教会では、外国から来た大学院生や研究者を対象とした、“アカデミック・イングリッシュ・コース”を格安で提供している。教会といっても、宗教に関係なく、誰でも受け入れてくれるし、超低料金の割にレベルの高い講義とテキストを提供してくれるのがありがたい。
Park Street Church

自分は、これまでに週に一回、「発音」クラスを受講していたが、今期からは思い切って週2回(「発音」と「ライティング」)へペースアップの予定。


■ 夜間ダンス・レッスン

ハーバード・ダンスチームは、大学内外の初心者を対象に、これまた格安でレッスンを提供している。

何を隠そう、自分はかなりの音痴でリズム感がない(らしい)。これまでの人生で、音楽の成績はほとんど2(1を取ったこともある…)であった自分にとって、ダンスの習得は遥かなる夢であるが、近場で安く受講できる機会があるので、週2回を目標にレッスンに通うことを決意。中南米の場末の街酒場で、地元人の生演奏に合わせて、サルサを踊ることを夢見て…。
Harvard Ballroom Dance Team


もちろん、自分の仕事(研究)の遂行や、研究費申請や各種報告書の作成などの雑務は、これまで通り遂行しなければならない。

確実に、自分の(時間・能力の二つの面での)容量を越えているのは分かっているが、つまらなかったり、無理そうであれば、途中で辞めればいいでしょう。今、やらないで、いつ始めるよ?

まずは、そんな軽い気持ちでスタートしよう。
だって新年度の始まりなんだし!