とりあえず、ざわめいているハーバード・ヤードへ向かうと、メモリアル・チャーチの付近に沢山の人だかりがあった。「なんだろう?」と思い、野次馬的にそちらへ向かっていくと、真黒のガウン(ドレス)と角帽(?)をまとった卒業生らしき人たちが、メモリアル・チャーチから続々と出てきた。
「えっ?卒業式って5日では?」と思い、周囲の人に聞いてみると、「今日は、ハーバード・カレッジ(学部生)の卒業式」とのこと。どうやら、5日はハーバード全体の卒業式(?)であり、その前に学部、スクールごとの儀式を行うみたいだ(推測)。
とても一人一人の顔が映るとは思えないが、卒業生全員での写真撮影はとても迫力がある。
で、その写真撮影の最中、図書館の前の卒業生も、それを後方の芝生から見守っている家族たちも、やたらと携帯電話を片手に騒いでいる。
多様な人種、民族、国籍で構成された卒業生の顔は、みんな自信と将来への希望に満ち溢れているように見えた。きっと多くの人たちは、これから世界の至るところで、さまざまな形でリーダシップを取るような立場になるのだろう。それは、類まれな才能を持ち、恵まれた環境で特権的な教育を受けたものの責務であろうし、きっと多くの人たちは自発的にそのような道へ進むのであろう。
(すみません、学長の訓辞みたいに偉そうで。すみません、人任せな感じで。というか、言うだけなら誰でも出来ますしね)