2009年2月28日土曜日

学内競争的研究資金

昨年3月、大学内の競争的研究資金に応募したが、
残念ながら落選。
(⇒ 2008年2月28日「研究費の応募書類の作成」

しかし、めげずに昨年末、新しく2つの
学内研究資金に応募した。

「まあ、落選したとしても、
今後の研究のネタにしよう」と考え、
3つとも、異なるテーマで研究計画を作成した。


そしたら運良く、そのうち一つが採択された!

これはハーバードの教員向けの研究資金なので、
もちろん教授の名前で応募したのだが、
自分が作成した研究計画が、高い倍率の中、
採択されたことは、特に英語の面で、
自信へとつながった


「英語の面で」というのは、決して、
自分の英語力が高いという意味でない。
むしろ残念ながら、
研究者として自分の英語力は低い方だ(苦笑)。
実際、自分で用意した研究計画書も
稚拙な英語表現に溢れていた。

しかも、ボスのPeterは、致命的な文法と表現の誤り以外には
ほとんど手を加えずに、
自分(川崎)の研究計画書を大学に提出する(しかもPeter名義で)。

なので毎回、
「Peter、やる気なし?それとも、諦めた?」
と思っていた(笑)。


最近、別の機会で、ある制度に送られてきた
複数の研究計画書に目を通す機会があった。
それらの半分は、
非英語圏に住む外国人から送られてきたものであり、
中には、おかしな表現を含んだ英語文章も目についた。

しかし、複数の研究計画書を見比べる中で思ったのは、
多少、間違った文法や不十分な表現があったとしても、
一番大事なのは、中身の研究計画の面白さ(新規性・有用性)である。


流暢なネイティブの英語であっても、
面白くないものは面白くない。

もちろん、絶対的に英語は上手い方が良いし、
そうなるための努力は惜しむべきではないが、
ある程度の英語力とオリジナルの考えがあれば、
それなりの勝負は出来るかもしれない。


しかし、低い英語力でもやれる可能性があるということは、
逆に言うと、「英語ができない」というのは
もはや言い訳にならないということ。


「もっと英語が出来れば、、、のに。」
とは言わず(考えず)に、
進めるだけ前に突き進んでいくしかないのだろう、
きっと。



まあ、それより何よりも、
金額は大きくないけど、
こちらのPeterと研究室へ多少の還元ができて、
少しほっとした。ほっ。



↓ ノウハウって、大事ですよね…。
自分も特に習ったわけではないので、
一度ちゃんと学んでみたい。

2009年2月11日水曜日

失敗の原因

自分は、プレゼンテーションやスピーチで、
たまに(頻繁に?)大失敗をする。

昔は、確実に“練習不足”が原因だったが、
最近は以前にも増して、
事前に練習をするようになった(=大人になりました)。

それでも、とんでもない失敗をすることもある。
薄ら薄らと原因は分かっていたが、
今日、その理由を確信した。


自分は、短時間で要点を整理して喋ることが苦手なので、発表時間が、5分、10分と短い場合は、
完全な原稿を用意して、暗記する。

従って、基本的には、事前練習が十分であれば、
本番も上手くいく。


しかし、プレゼンの前や最中に、
“予期せぬ何か”が発生すると頭が真っ白になり、
一気に記憶していた原稿が吹っ飛んでしまう。


今までの経験では、
 ・プレゼン開始直前のPCトラブル
 ・プレゼン最中に、電話がかかってくる
など、自分の注意不足によって引き起こされた
アクシデントが原因となることが多かった


最近、毎週水曜日の夜は、ハーバード大のトーストマスターズ(スピーチ・クラブ)に参加している。

今日は、Humorist(ユーモリスト)を担当した。
ユーモリストは、ミーティングの冒頭で、
アメリカン・ジョークを軽くかまし、
参加者を笑わせることで、会場の雰囲気を和らげる、
という重要な役割である。

1月に初挑戦した時は、結構うけたので、
調子に乗って、本日、2度目に挑戦した。
(というか、参加者は皆、ポジティブかつ優しいので、
 何をやっても、笑ってくれる)


今回は、1分弱のジョークだったので、
原稿を暗記して、丹念に練習し、
本番に臨んだ。

前半30秒は練習通り、話を運ぶことができた、
その後、オチに向かう後半30秒に差し掛かったところで、
なぜか、遅れてやってきたメンバーが、
ドアを開けて教室に入ってくる姿に、一瞬、気を取られてしまった。
そしてその瞬間、いつもの通り、頭が真っ白になった。


最終的には、その後の大切な一文を言い忘れるとともに、最も大切なオチの単語youを、meと言い間違えてしまった…。
(youとmeで、全く意味が異なってしまう
 =オチでも、何でもなくなってしまう)


こんな些細なことで動揺するのも情けないが、
逆に、今回の経験を通して、
ちょっとした事象に対してでも、敏感に反応する自分の心理を
認識することができてよかった。


これからは、様々な本番の状況をシミュレートしながら、
練習を重ねることで、
想定外の事象にも対応できる柔軟性、および、
それに動じない図太さを身に付けることが課題である。


それにしても、今日のジョークの、オチの直後の会場の静けさは、凍りついたチャールズ・リバーの畔のようだった(写真)。

そして、白人、黒人、アジア人、ラテン系、中東系など
総勢30人の参加者が眉間にしわを寄せ、
「What?」と言わんばかりの顔で、自分を見つめる様子も、
なかなか滑稽であった。
(しかも何故か、今日のミーティングはビデオ撮影されていた。ひゃーー!)


これも貴重な体験であるが、
できれば、もうこれっきりにしたい(笑)。



<写真: 大学のすぐ側のチャールズ・リバー。
凍った川面に雪が積もっており、とてもきれい。
この日は、昼でも-10℃近くであったが、カモは楽しそうだった(?)>



↓ これ、使えます! ただ、下ネタも多いので、
公的な場所ではセレクションが大事です(笑)。

2009年2月7日土曜日

ハーバード大・フェローシップ

<質問1>
日本で研究している知人の外国人研究者が、
米国で研究するための奨学金やフォローシップを探している。
何か情報はあるか?


<回答>
その方が、日本に永住を許可されているか否かで
選択肢は大きく異なると思います。

もし、日本の永住が許可されていれば、
JSPSの特別研究員PDや海外特別研究員に応募するのが、
一番手っ取り早い(?)でしょう。

もしそうでなければ(恐らくこちらでしょうが)、
日本の奨学金やフェローシップで、
日本国籍や永住権を持たない研究者が、
日本以外の国の機関での研究を支援するものは、僕は知りません。
(もちろん、日本の大学院博士課程に"学生"として所属していれば、
特別研究員DCとして、日本以外の国での在外研究は可能です)

従って、米国で研究したい場合、
自分の出身国か、米国、または国際機関のスポンサーを
探すことになるのでしょうね。


<質問2>
特に、発展途上国の出身者向けの制度はあるか?


<回答>
↓例えば、大学院生であれば、
世界銀行の発展途上国向け Scholarships and Fellowships<⇒リンク>などがありますが、

博士の学位取得後の奨学金やフェローシップとなると、
「研究分野」「国籍」「年齢」「学位取得後の年数」
などの大きな制限があり、
自分の条件にマッチするものを探すだけでも、大変だと思います。
また、採択された場合の条件(給与や研究費、期間)も
さまざまです。


例として、ざっと調べただけでも、
ハーバードには以下のフェローシップがあります。

ハーバードは、学部や学科、センター単位で、
それぞれ数人~数十名を採用するフェローシップ制度を持っているようです。
(残念ながら、自分が所属するCGAやSEASにはありませんが、、、)

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■■■ Faculty of Arts and Sciences

Department of Earth and Planetary Sciences
Postdoctoral Research Fellowship
http://www.eps.harvard.edu/daly.php

Harvard Forest
Charles Bullard Fellowship in Forest Research
http://harvardforest.fas.harvard.edu/education/bullard.html#qualifications

Department of East Asian Languages and Civilizations
POSTDOCTORAL FELLOWSHIP IN
THE HISTORY OF MODERN SCIENCE AND TECHNOLOGY IN EAST ASIA
http://ealc.org/position.html

■■■ Harvard School of Public Health
Fellowships at HSPH
http://www.hsph.harvard.edu/academics/fellowships/

■■■ Graduate School of Design
Loeb Fellowship
http://www.gsd.harvard.edu/professional/loeb_fellowship/

■■■ Law School
Fellowships: 2009 Summer Fellowship at the Harvard Immigration and
Refugee Clinic
http://www.law.harvard.edu/students/adup/2009/01/15_ir.php

■■■ Kennedy School of Government
Belfer Center for Science and International Affairs
http://belfercenter.ksg.harvard.edu/fellowships/applying.html

■■■ Radcliffe Institute for Advanced Study
Radcliffe Institute fellowships
http://www.radcliffe.edu/fellowship_program.aspx

■■■ The Harvard University Center for the Environment
ENVIRONMENTAL FELLOWS PROGRAM
http://www.environment.harvard.edu/program/index.htm

■■■ Center for International Development
Fellowships in Sustainability Science
http://www.cid.harvard.edu/sustsci/grants/fellows/09_fellows_RFP.htm

■■■ Weatherhead Center for International Affairs
U.S.-Japan Program Advanced Research Fellowships
http://www.wcfia.harvard.edu/funding/student/us_japan

注:これらはほんの一部であり、実際はこの数倍~数十倍のフェローシップが存在する
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しかし、最終的に自分の条件とマッチするのは、たった一つでした。


自分に関係がありそうなのを探すだけでも、ハーバード一校で、
これだけフェローシップが見つかるので、
全米で探したら、ものすごい数になること必至です。

恐らくこれらの情報は、一括管理されていないので、
その中から、自分にマッチするフェローシップや奨学金を探し出すのは、
至難の業です。


そこで、僕がご友人の立場であれば、以下のようにするでしょう。

1.一緒に働きたい教授を探す

2.教授が所属する学科やセンターにて、利用可能なフェローシップ制度を探す。
場合によっては、学科やセンターの職員へ直接問い合わせる。

3.教授へ、「○○に応募するから、スポンサーになって欲しい」と伝える。
同時に、その教授のもとで働きたいので、その他の応募可能なフェローシップを尋ねる。
そうすれば、他のプロジェクト予算で雇ってもらえる可能性もある。


国籍、年齢などの自分の条件のみならず、
ボスとなる教員が、どこの学科やセンターに所属しているのかも、フェローシップ応募の際の
大きな制約となるので、早い段階でのスポンサー教授への問い合わせが必要だと思います。


ちなみに、僕が先日応募したフェローシップの応募条件には、
国籍による制限の記載は一切ありませんでした。

しかし、そのフェローシップ・コーディネーターに直接話を伺ったところ、
「この制度では、発展途上国の研究者を優先的に採択するので、
先進国の出身者が採択される確率はとても低い」
と言われました。
そんなこたぁ、ひとっ言も書いてないっつーのに…。


これは特殊な例としても、
基本的に「多様性」を重んじるハーバードでは、
"発展途上国を優先する"と記載していなくても、
マイナーな国の出身であれば、
優先的に採択される可能性も高まるのかもしれません。
(もちろん、フェローシップの目的によりますが)


また、各研究分野のNews letterの求人欄を見ると、
ポスドクやリサーチ・フェローの募集が掲載されているので、
そちらも要チェックです。


まとめると、
行きたい研究室を決めてから、それを支援する制度を探す。
そして、それらの制度は特定の目的のために細分化されていることが多いので、
どの制度に応募すべきを、教授などと相談しながら、判断する

のが良いと、僕は考えます。


まぁ、僕は現在、フェローシップを応募しただけで、
実際に採用された人間ではないので、
あまりあてになりませんが(笑)。
ご参考までに。



↓ 英語は上手い方がいいが、それが全てではない。意味のないことをしゃべり続ける○○人や△△人よりも、たとえ無口であっても、じっと静観して、適切な判断のもと行動を起こす日本人の方が、周りからの評価は高いのでは?もちろん、それに値するほどの質の高い仕事をすることが前提になるけど、その面でいえば、日本人の能力はそれなりに高いのであろうし。

2009年1月24日土曜日

映画 『スラムドッグ$ミリオネア』

2004年、インドのデリー(首都)とアーグラー(タージマハール)を数日間、旅行する機会があった。
今まで自分が訪問した国や街の中では、インドが断トツ、エネルギッシュだ。

街中を歩いていると、
オート・リクシャー(三輪タクシー)や自転車タクシーの勧誘から、色々な企みを持った(!?)大人から子供まで、ワンサカ人が寄ってくる。東南アジアでこれらの人に寄ってこられるのとは、量と質で大きく異なる。

会う人会う人、みんな嘘つきだし(?)、
数百メートル先へ行くのに、もの凄い時間がかかることもあった。
当然ながら、最初に交渉した値段どおりで、
コトが済まないことも多く、イチイチ面倒くさい。

無理やり連れて行かれたカーペット屋に入った瞬間、
玄関の鍵がかかりカーテンを閉められ、数人に囲まれた中、
怪しい飲み物が運ばれてきたり(もちろん、飲まずに逃げた)、
宿泊先のホテルでは、夜中3時に、部屋の鍵が突然外側から空けられ、
ホテルの従業員らしき2人が部屋に侵入してきたり(若干の身の危険を感じた)。


今考えても、インドの体験は滅茶苦茶なことが多かったが(笑)、なぜか、インド人は憎めないし、インドに対して悪い感情は全く持っていない。

むしろ、自分としては、
「必死に生きる人々」の姿を目の当たりにすることで、先進国の人間(自分)が忘れかけている「生き抜くことの厳しさ」を考えなおすことができた。

インドは、そういった“人間の根底にある、何か動物的なもの”を直に感じられるところが、とても刺激的、魅力的である。


さて、前置きが長くなったが、『スラムドッグ$ミリオネア』(Slumdog Millionaire)は現在、急速に発展するインド・ムンバイを舞台にした映画であり、今年のゴールデン・グローブ賞で最多4部門を受賞している。(アカデミー賞は、10部門ノミネート)

敢えて荒く内容を紹介すると、ムンバイのスラム街で育った兄弟が、それぞれの人生をたくましく生き延びながら、最終的に、「クイズ・ミリオネア(?)」にて一攫千金の機会を掴む。
そしてそこには、恋愛が、、、という物語である。

エンディングに向けて、複数のストーリーが収束していく脚本は、見事であった。

そして何より、劇的な映像と躍動感あふれる音楽で、急速に移り変わるインドの「今」が映し出されているところが、大きな見どころだ。

監督らスタッフは、一年間ムンバイに住みこみ、映画撮影に取り組んだという。

スラムでの生活や、人で溢れる狭い路地、ゴミの山で戯れる子供たち、そして急速に高度化・高層化する新市街地など、混沌とするインドの現状を、様々な角度から映像として切り取り、ストーリーに絶妙に絡ませている。
地面すれすれのロー・アングルや上空からの俯瞰アングル(?)など
巧みなカメラ・ワークやクロスカッティング技法を駆使しながら、
変わりゆく“インドの今”を2時間に凝縮している。


インドの貧困や虐待、犯罪、宗教問題などは、言葉(知識)として知ってはいるが、やはり実態のイメージは持ちづらい。

実際、自分もインドへ行った時、ヘビーじゃないスラムへ近づいて行ったが(そんなのあるのか?)、
やはり内部に入るのは不可能(きっと部外者は入ってはいけない)。
そして、入ったところで、その実態に迫ることは、現地の友人でも居ない限り無理。

しかしこの映画が伝える、実地のリアルな映像は力強く、
訴えかけるものが大きい。


ブラピ主演の『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(アカデミー賞・最多13部門ノミネート、ゴールデン・グローブ賞・最多ノミネート[最終的に受賞なし])も良いストーリーで面白かったけど、映画化はやや難しい内容だと感じた(どちらかというと小説向き?しかし、そこへ挑んだ功績は大きい)。

その点、『スラムドッグ$ミリオネア』は映画向きの内容であり、それは、高度な映画技法を駆使して、現実の映像が生きてくるように作り上げた、製作チームの手腕の賜物なのかもしれない。


まとめとして、
実際のスラム街など(リアルなセット)の映像と、
躍動的な音楽を織り交ぜて、
スリリングで緻密なストーリーがスピーディに展開される、
完成度の高い映画である。
やや目を覆いたくなる場面もあるが、
臨場感と緊張感を持ちながら2時間をフルに楽しめた。


これから米国・欧州・中国と並ぶ、
世界の大国へ発展するインドの「今」を知る上で、
欠かせない映画と言えるかもしれない。

監督は「トレイン・スポッティング」のダニー・ボイル。斬新な映像と軽快な音楽で繰り広げられる、『スラムドッグ$ミリオネア』の刺激的でスピーディーな展開は、“うむうむ納得”という感じだ。

この映画は事前にあらすじを知らない方が楽しめる
個人的には、公式Webサイトなどで「予告編」映像を見ることはお勧めしない


久しぶりに、
「もう一度、映画館で見たい!」と思う、
見ごたえのある映画だった。

いや、それ以上に、
また、「インドへ行きたい熱」が高まってきた!


≪写真・2004年のデリーとアーグラー: 映画では、活き活きとした街の深い部分が楽しめる≫

↓ 大学入学時(建築学科)の一番最初授業で、“建築家を目指す人が読むべき本”に『深夜特急』が入っていた。当時は建築家に全く興味なかったので(入学直後なのに!)、本にも全く関心なかったが、その当時、この本を読みインドへ行っていたら、今とは全く違う人生を歩んでいただろう。
まあ、それでも建築家になっていないだろうけど(笑)。

2009年1月20日火曜日

大統領就任式ブランチ

今日は、第44代米国大統領の記念すべき就任式。

就任式の時間帯に合わせて、
今日はPeter(教授)の家で、
就任式記念(?)ブランチ。

要は、みんなで教授の豪邸に集まって、
シャンパンを飲みながら、TVで就任式を見ましょう!
というイベント。


今日は、祭日でもなく普通の火曜日だが、
Peter(ハーバード教授)や奥さん(他の大学の教授)に加えて、
50代、60代、70代のインテリ層のPeterの友人たちが
続々とPeter宅に集まり、総勢10数人となる。
(み、皆さん、仕事は??)


オバマとバイデンの大統領の宣誓の前に、
歴代大統領やその家族などが、
会場へ続々と入場されるシーンがTVに映し出されると、

 「クリントン(夫)のコートは何で紫なんだ?」、
 「(黒人歌手の)帽子がダサい。」
 「あの大男は誰だ?」「ミッシェルの兄弟よ!」

など、みんなでTVに向かって、突っ込みまくって盛り上がる。
特に、ブッシュ前大統領とチェイニー前副大統領が出てきた時は、
ブーイングが出まくりであった。


そして、オバマが大統領の宣誓をした瞬間、
「オバマの成功を祈って!」とシャンパーンで乾杯。


この瞬間から場の様相が変わった。
数人(特に女性)は感極まって、涙を流し出し始めた。

特に、オバマのスピーチが始ってからは、
全員が、彼の発する一言一言を、
固唾をのんで(シャンパンを呑んで)、
聞きいる。

そして、オバマのスピーチが終わったら、
ヘリコプターでホワイト・ハウスを立ち去る
ブッシュ前大統領(の映像)を見送りもせず、
皆さん、場を変えて、ランチを開始。
どうやら誰も、ブッシュ氏の顔は、
見たくもないらしい(笑)。


10数人で暖炉を囲んで、ランチを食べながら、
就任式やオバマ、そして今後の米国について、
議論大会が始まる。

しかし、残念ながら、
自分はほとんど着いていけなかった…。
皆さん、相当なインテリ層なので、
この議論の深い部分が理解できたら、
相当楽しいんだろうけど、難しいねぇ…。


議論の詳細は分からなかったけど、
ただ一つ言えることは、
今日のこの場で一緒にTVを見た人々、そして、その他大勢の米国民が、
オバマの存在、そして、スピーチによって、大きく刺激されている、ということ。


オバマのスピーチを聞くことで、
「今は大変な状況だけど、
もう一踏ん張りして、頑張ってみようかな!」
という気持ちを持ちはじめた人が、沢山いるのだろう。

特に、ブッシュ前大統領の悪政(!?)と昨今の大不況で、
資産と自信をなくし、路頭に迷う米国人に対して、
「もう一度、世界に誇れる米国を一緒に作っていこう」
と力強く語りかけるオバマの言葉は、
確実に多くの人に勇気を与え、奮起を促している。


オバマのスピーチは、「具体性に欠ける」という批判もあるが、
きっとハイレベルのリーダーの仕事は、そういうことではないだろう。

ハイレベルのリーダーは、大きな枠組みと方向性を示して、
人々に活気を与えるのが、最も大事な役割だろう。

具体的な目標や手順の策定は、優秀なブレインの仕事であって、
どんなに優れた戦略や計画があったとしても、
大勢の人が本気で取り組くまなければ、ことは進まない。
やはりリーダーは、大勢の人のモチベーションを高めることが、
何より大事だし、実際それが出来る人って、とても限られている気がする。


「何っ、試練に耐えろ?冗談じゃないよ。。。

でも、、、オバっさんに言われたら、しゃーないなぁ。
いっちょ、やったるかぁ!」

人を、そういう気にさせる人格というか、実直さ、誠実さ、熱意、
オバマからはそれを感じる
(少なくとも、ブッシュには感じない)。


自分は日本人だが、やはり米国の強力な牽引力に
期待するところは大きい。

何だかんだ言っても、
米国の動きに多大な影響を受ける国は多い。
やはり米国が正しい方向へ動き出すと、
全体としてかなりの波及効果を生み出すことになるのだろう。
(それ位、米国の舵取りは責任が大きいのに、B氏はなぜ??)

オバマ政権が目指す方向へ米国が実際に動き出せば、
日本を含めた多くの国々も、
大きく急速に変化せざるを得ないだろう。

自分も、いつでも柔軟に変化できるよう、
常日頃から頭と体を柔らかくしておこう。


さてさて、21世紀の新しいリーダーに期待です!

2009年1月18日日曜日

アカデミック・イングリッシュ・コース

ボストンの中心街にある教会では、
外国から来た大学院生や研究者を対象として、
“アカデミック・イングリッシュ(Academic English)”
のコースを開講している。

教会といっても、クリスチャンじゃなくても入れるし、
超低料金で夜間のコースを提供してくれるのがありがたい(テキスト付)。

Park Street Church
Conversational & Academic English classes (⇒ リンク)

先日、知人から「コースの中身はどうでしたか?
という質問を受け、以下のように回答(一部改変)。

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パークストリート・チャーチの英語コースは、
(まあどの世界でもそうですが)先生次第です。

■ 先学期受講した、「SCIENTIFIC WRITING」は
外国人研究者向けにデザインされており、
英語で論文・レポートを書く人には
超お勧めの授業です(= それ以外の人には不向き)。

 前半1時間: 論文書きの心得編
 (なぜ、誰のために、書くのか?美しいAbstractとは?etc.)

 後半1時間: ライティング技法・英文法 [含む、演習]
 (いかに簡潔化するか、センテンスの型、etc.)

という構成で、僕としては毎回、目から鱗が落ちまくりで、
非常に学びが多かったです。

講師二人(夫婦)はとても熱心で、
これまでに数回、同コースを教えた実績もあり、
講義内容も体系的に組み立てらています。


■ 夏に受講した、「ACACEMIC PRONUNCIATION」は、
単語(音節)単位の発音から、文章全体でのイントネーションまで、
英語発音についての基本事項を懇切丁寧に教えてくれました。

講義中に、実際に声を出して発音練習する機会が多かったのも
良かったです。また、CD付の教科書に沿った講義なので、
後で自習も可能です。

非常に熱心で、教えるのが上手な先生でしたし、
僕のひどい発音も、優しく指導してくれました(笑)。


上記2コースは、毎回、基本の講義時間(90分)+ 時間超過(30分以上)で
熱く教えてくれ、非常にお得感がありました(笑)。
すなわち、この2コースは授業料($80)の数倍の価値があったと言えます。

(但し、発音のコースについては、
 自分が受講した際と現在では授業枠組が若干異なるので要注意)


■ 一方、これも前学期に受講した「○○」は、
残念ながら、先生の準備不足が甚だしく、
毎回の授業もその場しのぎといった雰囲気で、
コースとしての一貫性が皆無でした。
多くの生徒は途中から来なくなりました。


もちろん、個人の目的・趣向の違いがあるので、
人によって全く異なる評価かもしれません。

とりあえず、最初の1~2回は「お試し」で授業を覗けるみたいなので、
そこで判断するのが良いかもしれません。
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↓ ものすごく売れているみたいだけど、な、何?

2009年1月16日金曜日

この3週間

こんにちは。お久しぶりです。

今、風邪っぴきですが、基本的に元気です。
今日のボストンは、最高気温-8°C、最低気温-14°Cだけど、意外に平気。

この3週間というか、1ヶ月間は、ひたすらフェローシップの応募書類を作っていた。フェローシップとは、一定期間(大体1年間)、大学などの研究機関から給与と研究費をもらいながら、ある程度自由に研究を進めることができる制度(ポジション)である。



自分は今年5月に帰国予定なのだが、
「できればもう少し米国で研究を続けたい!」
ということで、まずはハーバード大学のフェローシップ制度を調べた。
そして最終的に、一つのフェローシップへの応募に絞り、
書類を作成し、無事昨日(15日)に提出した。

できれば、最低でも2~3つのフェローシップに応募したかったが、
 ・ 自分の研究テーマと、先方が求めているテーマが合わない
 ・ 博士取得後の年数や国籍など、応募条件に満たない
などの理由から(後者が結構多かった…)、
最終的にたった一つの応募になった。

まあ、宝くじじゃないので、
沢山応募すれば、当選確率が上がるわけではない。
「一球入魂」「二兎を追う者、一兎をも得ず」ということで(?)、
一つのフェローシップに思いのたけをぶつけた。

たった一つのポジション探し(公募・就職活動)のために、これ程、エネルギーを注いでも良いのか?という位、時間と労力をかけた。

研究計画の作成から推薦書の手配、共同研究者の依頼などで、この1ヶ月間奔走しまくって、
沢山の方々の多大なお力添えをいただきながら、なんとか書類を完成させることができた。


最後になって、とても大事な一通の推薦書が届かない!というハプニングにも見舞われたが、それ以外はベストを尽くせたつもりだ。

(推薦書が届かないことを想定し、代替案を考えていたので、何とか対応できたが、まさか本当に送られてこないとは。。。)


応募書類の作成過程において、
沢山のことを学ぶことができたので、
機会があればまとめてみたい。


今回は、世界中からの応募が集まる、ハーバードのフェローシップなので、かなりの激戦だ。

今までの経験から、
・ 時間と労力をかけて作った「これは最高の出来だ!」という、公募書類があっさりと落ちてしまったり、
・ 逆に、ドタバタの中、短時間で作成した  「あ~、こりゃダメだ。。」という書類がが採択されてしまったりと、
結果は、本当に分からない。


でも、現時点でやれることはすべてやったし、
応募のプロセスでの学びがとても大きかったで、
非常に満足している。どんな結果でも悔いはない!


さて、11月に日本からこちらへ戻った後は、
大学内の競争的研究資金の書類を2つ準備し、
その後、このフェローシップの準備に掛りっきりだった。


ということで、自分の本業(研究)の仕事はほとんど進んでいないので
そろそろ本腰を入れなければ!
(共同研究者のTさん、これから論文作成に注力しますので、よろしくです!)

また、本ブログも週に一度の更新を目指しますので、
皆様どうぞお付き合いくださいませ。