2009年3月1日日曜日

ライブ感のある講義

先週、こちらにやってきて2回目、
今期初の講義をやらせてもらった。

「Spatial Models」という行政大学院での講義にて、「リモートセンシングの基礎」について、90分間を担当した。

これは、昨年別のクラスでやらせてもらった講義であり、去年の今頃は相当な時間をかけて講義資料を作ったこともあって、今回の講義は気持ち的にだいぶ楽だった。
(⇒2008年4月4日「初講義 ~ Before その1」


今回は、少人数の大学院生のクラスだったこともあって、講義の間、10個以上の質問があった。
基本的に、米国では講義中、学生がバシバシ質問してくるので、教える方としては結構辛い面もあるのだが、逆に、学生の興味のツボや不明な点がダイレクトに伝わってきて、とても勉強になる
自分が抱いている関心の方向と、学生のそれとは異なることもあるし、
自分の教え方が不十分な箇所も浮き上がってくる。

また、学生の質問によって、当初自分が想定していなかった方向に話が展開し、
講義にふくらみが出てくることもある。


自分が知る限り、ハーバードの教授たちは、できる限りインタラクティブ(双方向的)な講義を展開するように、心がけているようだ。例え、大人数の教室でさえも、学生が質問しやすいように配慮しながら、授業を進めているようだ。

もちろん、学生のためを思っての配慮なのだが、同時に、教授も、講義中の学生からの質問を通して、新しい視点や発想などを手に入れているようにも思われる。やはり、講師が90分ひたすらしゃべるだけの講義では、持っている知識の発散に終始し、講師自身、講義から獲得できるものはほとんどなく、自分の成長につながらない。

そして何より、学生と一緒に講義を進めている感じがして、教えること自体も楽しくなってくる。もちろん、学生も自分たちの質問に応えてもらうことで、より身を乗り出して話を聞いてくる。


とても大げさな言い方であるが、
ハーバードには「ライブ感」のある講義が多い。(きっと他の大学もそうだと思うけど、分からないので敢えて限定)これは自分だけではなく、こちらで会った日本人やアジア人が多く言っていることだ。


以前は、「講義中に、学生の質問を受け付けるなんて、なんて面倒くさいっ!」と思っていたが(スミマセン)、きっと教える側の“成長”のため、“モチベーションを上げる”ために、必要不可欠なことかもしれない、と思ってきた。


今期は、あと2回講義をすることになっている。
去年の初講義の際は、講義の前はものすごくビビっていたし、
講義の間も終わらせることが必死で全く余裕はなかったが(実際、ほとんど記憶なし(笑))、今年は楽しみながら、学生ともっと深くつながれるような(!?)、
講義に挑んでみよう。


≪写真・夜のライトアップされたキャンパス≫

↓ 去年、YouTubeで見ました。
理想の講義の一つかもしれません。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

聞きなれない言葉に囲まれ、馴染めない環境での生活はとても大変だと思います。でも、新しい環境だからこそ日々刺激を受けられ、充実な人生を送れることもとてもやりがいのある人生です。一歩を踏み出せる人だからこそ、未来の道が開けます。外国語での講義はいかに難しいことはよくわかります。母国語ではないので、多少間違っても気にすることはありません。間違ったら、「Sorry」で、言い直せばいいです。間違いを恐れず、どんどん英語で自分の考え方などの自己表現をすればどんどん上手になれます。川崎さんの異国での頑張っている姿に共鳴しています!(多少変な表現?)頑張ってください!

aki さんのコメント...

匿名さま

とても温かい励ましのお言葉、誠にありがとうございます!!まだまだ、大勢の前で自分の考えを表現できるレベルではありませんが、機会を見つけて、少人数の前で少しずつ自分の考えを喋れるよう、努力していきます(弱いですね(笑))。

最近、英語の能力がどうのこうのというよりも、そもそも日本にいた時に、自分の考えをあまり表現してこなかったことも大きな要因だと考えています。
僕だけではなく、多くの日本人は、基本的に、自分の意見を表現する機会が少ないですよね(特に学生時代)。これはこれで良い面も沢山ありますが、米国にいると存在を認識してもらえない感じです(まあ、忍者らししですが)。

少しずつ、いろいろな場で意見を言えるよう、機会を見つけて挑んでいきますので、遠くから今後とも見守って下さい!