2008年12月21日日曜日

英語メモ: 受動態と能動態

論文やレポートなどを書くときは、
客観的に表現するために
「極力、受動態を使うこと!」
と習った。

分野によって違うのかもしれないが、
工学系の論文は、
誰がやっても、
論文の手順どおりに進めることで、
記述と同じ結果が出ることが求めらる。
従って、人を主語に置かずに、
受動態で文を作ることが多い。

(人を主語にすると、“誰かが△△したら、○○の結果になった”
という、その場限りの再現性のない表現になりかねない。
もちろん、ケース・バイ・ケースであるが)


最近、推薦書を書いている。
その中で、
「彼のコミュニケーション能力は、著しく向上した」
と書きたく、
His communication skills was enormously enhanced.
と表現した。

推薦書は、ある人物に対する第三者からの評価なので、
同様に受動態を使って、なるべく客観的に表現するのが
良いかと思っていた。


しかし、ネイティブの学生にチェックしてもらったら、
It’s a little more powerful to say that he has excellent skills than to say that his skills were enhanced.
との指摘をもらった。

(修正後)
He has developed excellent communication skills.
「彼は、卓越したコミュニケーション能力を身につけた」

確かにこちらの方が、力強い。

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同様に、
I believe, by integrating his performance and experience and the generous research resources at your center, innovative ○○(results) would be produced.

I believe that the combination of his performance and experience with the research resources at your center will produce innovative ○○(results).

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こちらは受動態ではないが、
以下のやや客観的表現よりも、
As a result of his might effort,


His mighty effort has yielded clear results,
という能動的表現の方が、
彼が何かを生み出した感”が強い。

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普段の習慣から、
ついつい受動態の表現を多用してしまうが、
文章の目的によっては、能動的表現を多用する必要がある。
(まあ日本語でも一緒かぁ!)


文章だけでなく、
生き方も、より能動的でありたい☆


<写真> ここ3日間、ずっと雪…





↓ この本、今とても熱いみたいですね?
いろんな人がブログなどでコメントしているので、
読みたいですが、当分機会はなさそうです…。

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