2008年7月23日水曜日

サマー・リサーチ・プロジェクト: その1 近況

前回の更新から、早1カ月以上が経ってしまった。。。
「週1回の更新」を掲げていながら、6月、7月はほとんどブログのことを考えることが出来なかった。

何をしていたかというと、(自分で主張するのもおかしいが)「研究に没頭していた!」のである。
5月下旬から今まで、朝から晩まで、ほとんどの時間を研究に注いできた。研究者なので、そんなの当たり前のように思われるが、日本で研究をしていた時はこのようなまとまった時間を作ることは難しかった。やはり大きな仕事をする上では、同じ12時間でも、2時間/日×6日と、6時間/日×2日では、その進行具合が著しく異なる。

もちろん、現在と日本で研究していた時は立場が違うので比較はできないが、基本的に日本で研究していた時(含む大学院)は、授業やイベントの開催、報告書の作成、事務処理、会議・打ち合わせ、セミナー、学生や訪問者の対応、その他多種多様な雑務(!?)などでひと塊の大きな時間を確保することは難しかった。土日や夏休みですら、研究関係の会議やセミナー、勉強会などのイベントが開催されることも多かったので尚更である。


ハーバードは、6月初旬の卒業式が終わってから9月中旬まで夏休みだ。
大学内は、長期・中期不在の教授や学生もいたり、通常学期よりはセミナーや勉強会などが大幅に減っているため(ほとんど無し)、全体的なアクティビティは低くなっているが、大学院の方はそれなりに動いている。

自分も5月中までは、授業を受講したり、セミナーや勉強会に参加したり、出張があったりしたので、まとまった研究の時間を確保できていた訳ではなかった(もちろん、日本にいた時以上の時間はあったけど)。

夏休みが始まり、自由な時間が大幅に増えたことが研究を没頭することになった大きな要因であるが、本来であればむしろのんびりしていい筈である。だって、夏休みなんだし!


しかし、何故自分はそれほど必死に研究を進めているのか?
その理由は、その2、その3へ続く。